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 インスタリムは『必要とするすべての人が、義肢装具を手に入れられる世界を作る』をビジョンとして、低価格かつ高品質な3Dプリント義肢装具と、その量産ソリューションを開発するテクノロジー・スタートアップです。


 義足などの義肢装具は、義肢装具士(国家資格)の職人技・アナログな製造プロセスと多額の設備コストが必要となるため、例えば一般的な下腿(膝下)の義足では30~100万円と非常に高価です。そのため、義肢装具を必要としながらも購入できない方々が世界に9千万人も存在するという、大きな世界的社会課題となっています。

 そこで当社は、AI(機械学習)と義肢装具製作専用の3D-CADソフト、および義肢装具製作専用の3Dプリンターを組み合わせた、世界初である、自動設計による義肢装具のカスタム量産ソリューションを開発しています。

  この新しい技術により、設備費、製品単価ともに、従来よりも約10分の1となる大幅なコストダウンと、納期短縮が可能となります。また1日程度の研修により義肢装具が製作可能となるため、現在、義肢装具を行き渡らせることが実施的に不可能である、開発途上国を含めた世界各地での義肢装具の普及が容易となります。


 義肢装具のうち下腿義足において、半自動設計(モデリング)によるカスタム量産ソリューションの開発を完成させており、2018年4月〜2019年1月にフィリピン大学総合病院との共同研究にて、患者50人による実証試験を終了し、医学的エビデンスを所得済みです。

 現在、日本から最も近い開発途上国の一つであるフィリピンでは、主に栄養状態の悪さによる糖尿病性壊疽(足の腐敗)によるものを中心に、180万人が義足を必要としていますが、実際に義足にアクセスできるのは5万人程度(2.7%)にすぎません。これら180万人のうち、弊社による下腿義足の適用が可能な患者は123万人で、弊社製品の市場はフィリピン全土で508億円程度であると推計できます。

 

 弊社では2019年5月より、先ずはこのフィリピンの123万人の下腿義足必要者のうち、人口の80%を占める年収約25万円以上の中高所得者をターゲット顧客として、低価格の下腿義足を販売するビジネスを開始しています。

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